Last Updated on 03/12/2018 by jpgothamlady
ニューヨークに移住してから半分以上はゲトゲトのゲットーで
暮らしていた私。
日本で快適に生活していた頃には考えられなかったような出来事が
日常茶飯事で、最初の頃はなかなかアジャスト出来ず色々と大変でした。
あ、「最初の頃は…」と言いましたが、ありえない出来事の振り幅が広すぎて
慣れたと思っていても、また次に今までの予想をはるかに超える出来事が
ぶっこまれて結局毎回驚きの連続…。笑
今はゲットーから脱出してようやく問題なく普通に外を歩ける環境での生活を
手に入れることが出来ました。
あんな体験はなかなか出来ないだろうなとつくづく思います。
本日は思わず目を疑ったニューヨークのゲットーに住んで体験した
日常生活で驚いたことをご紹介 。
ゲットー基本情報
まず、ゲットーについて軽くご紹介。
一般的にゲットーという言葉はヨーロッパでユダヤ人たちが強制的に住まわされた居住地区のことを言いますが、アメリカなどの都市では貧困層の密集居住地域のことを言います。
犯罪なども多いことから治安も悪いとされます。
ニューヨークのゲットーでの驚きの日常
突然始まるキャットファイト
ビックリ度:★★☆☆☆
リアルな猫の喧嘩じゃないです。
女性同士の喧嘩を英語でキャットファイトと言いますが、
もう周りの目なんて気にしないで突然罵り合いが始まります。
しかもかなりの大声なので、家の中にいても聞こえてくるほど。
罵り合いがヒートアップしてくると次は突き飛ばしあいになります。
相手の肩あたりをドーンって押す感じ。
でもこの突き飛ばしあいが行われるのは一瞬で、そこからすぐ
髪の毛のつかみ合いになってしまいます。
髪の毛のつかみ合いにまでに達したら周りが止めに入ります。
それでも止まらない場合は誰かが通報したりします。
私が特に驚いたのは、周りにいる見物客が盛り上がっちゃうっていうところ。
まるでボクシングの試合を観戦しているのかっていうぐらいに、
「もっとやっちゃえー!」みたいな、この喧嘩を応援するような感じ。
「えーー!危険でしょ!普通通報するでしょ!」って思うところ。
こういうキャットファイトは、基本的に素手で喧嘩することが多いんですが、
いつもと違うパターンでビックリしたキャットファイトも忘れられません。
最寄駅から地下鉄に乗ろうとした時に、 発車待ちの電車のドアが
しばらく開いていた状態で、プラットホームにいた女性と電車の中にいた女性が
電車のドア越しでキャットファイトを開始。
またまた最初は大声で罵り合いから始まりましたが、次に突き飛ばしたり
髪の毛のつかみ合いではなく、その日は雨だったのでお互いビニール傘を持っていたので
傘でつつき合い合戦に発展…。
結局電車の発車時間になってドアが閉まったので、
強制的にキャットファイトは終了しましたが、この場合は周りは止めようともせず
けっこうみんな素通りしていったので驚きました。
これ、けっこうニューヨーカーあるあるかも。
地下鉄ではクレイジーなことが起きてもけっこうスルー。
明らかに突っ込みどころ満載の格好の人が隣に座ってもけっこう見て見ぬ振りとかあるしね。
ゲットーの話しとは少しズレますが、この前うちの旦那の友達から地下鉄に乗っていたら、
ビキニを着たロン毛のおっさんが突然ブリトニースピアーズかなんかのアイドルに
なりきってダンスしながら歌い始めたけど、みんなスルーしていたっていう
エピソードを聞いたばかり…(笑)
よくニューヨークの地下鉄ではパフォーマンスがあったりしますが、
このおっさんはたぶん普通にクレイジーな人だったと思います…(笑)
とりあえずその話しにもちょっとビックリ。
お客様はリスペクトしないカスタマーサービス
ビックリ度★★★☆☆
日本ではよく『お客様は神様』とか言って、従業員よりもお客さんの方が
上の立場になったりしますよね。
お客さんを満足させるカスタマーサービスが多いかと思います。
しかしゲットーのお店のカスタマーサービスはお客さんへのリスペクトの欠片も
ありゃーしません。
典型的なパターンは超絶無愛想な接客。ハローすら言わない。
どっちかっていうと、「なんで私があんたなんかの買うものを袋に入れてあげなくちゃ
ダメなわけ?」って心の中で思っているかのような態度。
アメリカに来たらゲットーじゃなくても、日本に比べるとカスタマーサービスの質は
落ちるかと思いますが、ゲットーではその上を行っていました。
中でも一番衝撃的だったのが、当時住んでいた某ゲットーエリアの某スーパーで
買い物をした時。
カゴに入った食材の支払いのためにレジに行ったら、またまた無愛想で無言の接客開始。
このまま典型パターンで会計終了かと思いきや、レジを打っていた店員が
突然タンを口から吐き出しました。
しかもお客である私の目の前で、「エクスキューズミー」や「ソーリー」の一言もなく、
そのタンはそのままレジ下の床にベチャッ…。
「えぇぇ〜〜〜 嘘やろ?! 最低でも室内だからティッシュか何かに出すとか
少しの間我慢しとくでしょ?!」とか思いつつも、とりあえず衝撃的すぎて唖然。
「まぁゲットーだししょうがないか…。こんなもんでしょ?」って自分に言い聞かせて
無理矢理納得。
さっさと店を出て行きました…。
ヘリのサーチライトで犯人を追跡
ビックリ度:★★★★★
夜に寝静まっていた時、騒音でふと目が覚めました。
「バババババ…」という大きな音が外でして、窓からは強い光が射していました。
時計をチェックしてもまだ夜中なので、あの光の射し方はおかしいと思い、
窓のカーテンを開けて外を見ていると、映画やドラマでよく見るサーチライトが
家の周りをグルグルと照射していました。
上の方をよく見ると、ヘリが飛んでいました。
そう、あの騒音の原因は至近距離で飛ぶヘリだったのです。
こんな真夜中に近所迷惑もいいところ。
そんなことはお構いなしでとりあえずヘリは我が家の周辺から離れずしばらく
ずーっと騒音を聞かされ、日中かと思うくらい光がまぶしすぎて、全く眠りにつけず…。
「あーー 早く終わってくれー」と思い始めて、ようやくヘリが離れていき騒音も光も
ましになって再び眠りにつくことができました。
翌日、そういえば昨日はなんでヘリが飛んでいたんだろうと思いニュースを見てみたら、
どうやら窃盗犯が我が家周辺に逃げ込んだらしくヘリで追跡していた模様。
とりあえず日本人の私からしたらクレイジーすぎたけど、今までに何回も
ヘリのサーチライトを見たことのある旦那は「別にそんなに驚くことじゃないだろ?」
という態度だったので、そっちにも私は驚きましたけど…!笑
まとめ
他にもクレイジーでビックリしたことはあるけど。。。
とりあえず日本で平和に暮らしてきた私には衝撃的でした。
ゲットーでの生活は濃かったです。