世界的に見ると最悪!?男性も取るのが一般的なアメリカの育児休暇事情

アメリカで子育て, アメリカのあれこれ

Last Updated on 03/12/2018 by jpgothamlady

 

 

 

 

ニューヨークに住んで地下鉄に乗っていると、

明らかに仕事に向かう途中のような、

オフィスカジュアルな服装の妊婦さんたちをよく見かけます。

 

 

 

ニューヨークの地下鉄なんて、夏は息ができないほど暑くなるし、

普通に不衛生で臭いし、階段もいっぱいあるし、

妊婦にとってはかなり過酷な環境です。

 

 

 

そんな中でも出産ギリギリまで仕事をしている女性たちは本当に強い!

尊敬します。

 

 

自分が子持ちになるまでは、育児休暇事情なんて無知で

「なんでそこまでして仕事をし続けるんだ?!」って思うこともあり、

過酷条件で仕事をし続ける妊婦の方々に少し疑問を抱いていました。

 

 

 

でも今では自分も子持ちになり育児休暇事情を色々知っていくうちに

ようやく謎が溶けたような気がします。。。

 

 

 

ということで本日はアメリカの育児休暇事情をご紹介!

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アメリカの育児休暇制度の基本

 

 

 

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政府の決めた法律では基本的に12週間の育児休暇を与えることが決まっていますが、

有給である必要は問われていません。

 

 

 

しかもこのマタニティーリーブといわれる育児休暇を得るには

50人以上が働いている企業で最低1年間働いていないといけません。

 

 

 

つまり入社して3ヶ月後に妊娠したからマタニティーリーブを得るということは、

勤続1年以内なので出来ないということ。

 

 

 

しかし州によってマタニティーリーブの決まりもかなり異なってきます。

 

 

 

例えばワシントンDCだと10人規模の小さな会社でもマタニティーリーブが

取れることになっています。

 

 

 

2004年にカリフォルニア州が

最大6週間の有給休暇(給料の55%)を取得できるポリシーを定めてから、

ニュージャージー州やロードアイランド州も続くようにも同じようなプログラムができました。

 

 

 

またアメリカ全体でも一般的に民間企業だと有給のマタニティーリーブの

ベネフィットがあることも多いと言われています。

 

 

 

職場復帰するときはFMLA (family & medical leave) の規定で、

原則として休暇前と同じポジション(給料とベネフィットも)に戻れます。

または、それに近いポジションにつくことができます。

 

 

 

 

データで比べる世界の育児休暇事情

参照:w24 nyc.gov

 

 

世界の国々での育児休暇事情はどうなのでしょう?

 

 

 

国によって期間や貰える給料もバラバラ。

 

 

 

 

ドイツ:14週間 100%サラリー

日本:14週間 67%サラリー

アメリカ: 12週間 (有給とは限らず、州によって異なる)

オーストラリア:18週間 100%サラリー

南アフリカ: 4ヶ月 失業手当程度

アルメニア: 140日間 100%サラリー

ロシア: 140日間 100%サラリー

ナイジェリア: 3ヶ月 50%サラリー

スイス: 12週間 2週間だけ有給

フランス: 16週間 100%

 

 

 

…との調査結果。

 

 

 

 

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世界的に見てもアメリカの育休待遇はかなり悪いようです。

 

 

 

一応育休期間は12週間だけど、給料などのベネフィットは州によって異なります。

 

 

 

普通に仕事が大好きで、バリバリ働きたいっていう人も少なくはないはずだけど、

 

 

 

給料がもらえない(もしくは少ししかもらえない)なら、結構問題。

 

 

 

生活費を払えなくなってしまう。

 

 

 

だからみんな出産ギリギリまで働いて、出産後にすぐ職場復帰するわけだ。

 

 

 

 

 

 

ニューヨークの新育休制度

 

 

ニューヨーク在住の女性には朗報。

 

 

 

ニューヨークでも今年からマタニティーリーブもやっと有給休暇の一つになったばかり。

通常は6週間有給。他の有給休暇と合わせる最大12週間になる。

 

 

 

これで少しは女性が働きやすい環境になったのかも。

 

 

 

では、男性の育休事情はどうなのでしょう?

 

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男性の育児休暇事情

参照:boston college

 

 

 

 

うちの旦那の場合は私が出産した時はマタニティーリーブとは別の、

Paternity leave(男性の育児休暇)

を使って3週間の有給休暇をとりました。

 

 

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旦那の同僚の男性も先日、育児休暇をとって職場復帰したばかり。

 

 

 

アメリカでは男性が育児休暇を取ることは結構普通のことのようです。

 

 

 

うちの旦那の会社の場合、育児休暇を取っても100%のサラリーがもらえたので、

3週間もの長期休暇を取ったわけですが、

一般的にはどんな感じなのでしょう?

 

 

 

育児休暇取得率

 

調査結果では、アメリカでは子持ちの男性の67%が子供が生まれた時に

この育児休暇を取得したそう。

 

 

ちなみに子供が生まれた時にパートナーが働いていた割合は63%という結果で、

アメリカでは共働き家庭が多いよう。

 

 

 

育児休暇の期間

 

期間は平均で2週間。

きちんとそれなりの給料が支払われる有給休暇である限り、

休暇は長めに取る傾向が多いと見られました。

 

 

 

他の種類の有給休暇と合わせて、もうちょっと長く(6週間ぐらい)休暇をとる人も

いるけど、子供が何人もいる人ほど育児休暇の期間は短いという結果に。

 

 

 

 

育児休暇取得率ともらえる給料の関係性

 

育児休暇をとった男性全体の86%が、

70%以上の給料が支払われる有給休暇ではなかったら育休は取らないという結果に。

 

 

 

そのうちの45%は100%の給料がもらえなければ休暇は取らなかったということ。

 

 

 

育休制度が充実したイケてる会社

 

世界的に見てもあまり育休制度がよろしくないアメリカでも

実は従業員にとってはうれしい、育休制度が充実した会社があります。

 

 

Netflix

子供が生まれたら最大12ヶ月の有給の育児休暇があります。

(※適用するのは部署によるみたい)

 

 

Twitter

20週間の有給の育児休暇があります。

 

 

Google

18週間の有給の育児休暇があります。

(難産だと最大22週間)

 

 

Facebook

17週間の有給の育児休暇があるだけではなく、

“Baby Cash”として生まれた子供1人につき4000ドルもボーナス支給

 

 

 

やっぱり今の時代の最先端をいっているビッグ企業はやることが違いますね!

 

 

 

まとめ

世の中にFacebookのような待遇がある企業がもっと増えればいいのに!と、

単純に思います。笑

 

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