Last Updated on 03/12/2018 by jpgothamlady
おかげさまで私、いたって健康なので
今まで救急病院にお世話になることもあまりなく過ごしてきました。
しかし先日、我が息子の様子がいつもと違っておかしく、
お腹が痛いようでうずくまっていました。
いつもはめちゃくちゃ元気で走り回っているような子なので
夫婦で結構心配になってきて病院に連れて行こうかという話に。
しかしその日はあいにく日曜日でしかも時間は午後5時前。
そんな時間に駆け込めるところはと言うと、
アージェントケア(予約無しで行ける応急手当室)かER(緊急病院)。
アージェントケアは6時までオープンだったので、
急いで支度をして息子をベビーカーに乗せて外に出ました。
アージェントケアに向かっている中、気づくと息子は寝てしまった。
「眠りにつけるぐらいだったら大したことないんじゃない?!」って思い、
結局自宅に引き返すことに。
旦那は夜勤があったのでそのまま職場へ直行するために別れて、
私と息子は家に戻ってきました。
家に着いたら息子は起きてしまい。
またものすごい勢いで腹痛がやってきたのか、
苦しそうにしていました。
「こんな状態では今晩寝れないのでは?!」と思い、
やっぱり病院に連れて行くことに。
この時点で時刻はもうアージェントケアの診療時間を過ぎていたので、
残されたオプションのERに連れ行くことに。
タクシーを呼んですぐにERへ向かいました。
病院に着いて受付を済まして待っている間に息子がじょじょに回復してきて、
ERにいる意味があまりないのかも…と思い始めてきましたが時すでに遅し。
ドクターに診察してもらう頃には元気になっていて結局何も異常はなく帰宅。
とにかく何もなくて良かったと安心してから約3週間後ー。
恐ろしいことは突然襲ってきたーーー!!
ネットワーク内の病院でも安心できないアメリカ
アメリカの健康保険といえば、
雇用主が一部費用を負担する民間保険(←我が家はこれ)や、
高齢者対象のメディケア、低収入所得者対象のメディケイド、
日本の健康保険のようなオバマケアなど色々種類があります。
カバーされる額などが変わるプランとかも色々あるのでややこしいです。
日本と違って保険証があればどの病院でも行けるというわけではないので、
行きたい病院が取り扱ってる保険会社リストに自分の保険会社の名前があるかどうか
確認しないといけません。
今回私が息子を連れて行ったERもあらかじめ保険リストをチェックして
自分の保険会社がネットワーク内であることを確認していました。
が、3週間後ー。
ある日メールボックスを開けると病院から1通の封筒が入っていました。
早速中身を見てみると、
「ありえへんっっ!!!!!!」
という内容で目を疑いました。
ちゃんとネットワーク内の病院だという確認をしていたにも関わらず、
息子の担当だったドクターは私たちの保険会社のネットワーク外だったということで、
今回の治療費は自費負担の806ドル。。。!!
おいおいおい、ちょっと待て。
病院自体は保険会社のネットワーク内で、
働いているドクターたちは各自取り扱っている保険がバラバラって?
なんやねんそれっ!!怒
思い起こせば、病院について手続きしている際に
大量の書類にサインしなければならなくって、
今思えばもしかしたらその書類の中に『ネットワーク外のドクターが担当
することもあるけど、自己責任でお願いします』的なことが書いてあったかもしれない。
大体的には『この病院はネットワーク内です』と記載しているのにも関わらず、
ネットワーク外のドクターが担当するということはわかりやすいところに記載無し。
しかもこっちは急病の息子を一刻も早く診察してほしいからめっちゃ急いで
手続きしているのでそんな確認する余裕無し!
点滴や注射、大掛かりな機械を使って検査をしたわけでもなく、
ただ触診してもらって胃薬をもらっただけにも関わらず
医療費が806ドルだなんて納得がいかーん!
もう軽くパニック。笑
その日、旦那が仕事から帰ってきたので早速この件について報告しました。
アメリカで生まれ育っていない私にとっては理解しがたいシチュエーションだったので、
まずこの請求はリアルなのかフェイクなのかどうなの?と問いただすと
旦那も焦る焦る! こんな状況なった事は今までなかったようで、
旦那も「ありえへーん!!」という状態になってました。
という事で恐らくこれは『リアル』な請求書の可能性が高そうだという結論に。
海外生活で想定外の高額医療請求:対処法は?
とりあえずこの請求書は病院から直接届いたので、
保険会社に一体どうなっているのかという問い合わせの電話をかける事に。
旦那が鼻息粗めに電話をかけ、早速事情を説明。
担当してくれた女性は、
旦那があまりにも鼻息フガァー状態だったからか
「とりあえず落ち着いてください」と。笑
その担当者曰く、その人も私たちと全く同じ状況になった事があるみたい。
こういう表面上はネットワーク内の病院と言っておきながら
ネットワーク外のドクターも働かせているということは多いよう。
もうアメリカ、こわっ。笑
海外生活では医療費が高くなりがちとはよく聞きますが。。。
油断しておりました。
ニューヨークに来て色々と弱肉強食の環境で揉まれながら生活してきて
若干人間不信になりかけてましたが、病院までこんなグリーディーだということを
目の当たりにするとさらに人間不信になるわーーー。
急病で一刻も早く診てもらいたい時に、
「あなたは私の保険のネットワーク内のドクターですか?
え?違うの? じゃあネットワーク内のドクターを呼んでください。
え?みんな手が空いてないって? じゃあ、ネットワーク内のドクターが
来れるまで私はここで待ちます。」
だなんて、やりとりができるか?!
普通こんなやりとりをせず、すぐに手の空いているドクターに見てもらうでしょう。
それがネットワーク外のドクターかもしれないって。。。
こわいこわいーー。汗
担当者は「とりあえず、今回の請求は全く保険会社を通さずに送ってあるから
病院に一度保険会社に請求書を送るように連絡してみるわね。安心して。」と言って、
天使のように思えました。笑
まだいくら自己負担になるかわからないけど、これで全額負担は間逃れるとのこと。
とりあえず、全額払わないでよさそうなので一安心。
それから数週間後ー。
保険会社のオンラインアカウントにログインしてみると、
例の件が処理されてました!!!
しかも自己負担額、
奇跡のゼローーーーー!!
うれしすぎる。。。涙
でもちょっとビビったのが806ドルって請求が来ていたのに、
病院が保険会社に請求した額が約倍の1684ドル。
アメリカの医療費高すぎー。
まとめ
アメリカで病院に行く際は保険会社のネットワーク内か要確認。
ネットワーク内の病院から高額請求書が届いたら
とりあえず保険会社に電話相談しましょう。
以上、我が家の高額医療費請求事件簿でした!