Last Updated on 03/12/2018 by jpgothamlady
(Photo: Mary-Louise Price Foss for NewYork.com)
ニューヨークの地下鉄で切符となるのが”MetroCard”(メトロカード)と言われる
磁気のついたカード。
改札の機械に通して、改札を抜けます。
でもこれが慣れていないとなかなか上手く通れなくて、
先日もキャンペーンで市内を訪れたヒラリークリントンが地下鉄を利用して、
メトロカードの磁気が上手く読み取られなくて5回もスワイプしていたと
ニュースで報じられたばかり。。。笑
ま、とにかくこのカードが無いと地下鉄に乗れないので、とても重要アイテム。
ということで本日はニューヨークの地下鉄のメトロカードのあれこれと
地下鉄に乗る時の注意をご紹介。
メトロカードの基本情報
運賃とメトロカードの種類
基本運賃:2ドル75セント (2016年3月の時点)
ただし片道券の利用だと割高の3ドル。
Single Ride:3ドル (自販機オンリー)片道券。
画像のような紙に磁気がついたカード。
発行されてから2時間以内有効なので、あまり早く買いすぎないように。
Pay-Per-Ride: 5ドル50セントから80ドルまで選択可能な回数券のようなタイプ。
磁気の付いたテレフォンカードみたいなカード。
このタイプには購入金額の11%がボーナスとして付くのでお得。
Unlimited Ride:乗り放題チケット。地下鉄で使えるのは3種類。
- 7-Day →31ドル 使用開始日から7日間有効。
(PATH, AIR TRAIN, エクスプレスバスは除く)
- 30-Day→ 116ドル50セント 使用開始日から30日間有効。
- 7-Day Express Bus Plus→ 57ドル25セント 開始日から7日間有効。
エクスプレスバスも使える。
注意事項:
- 新規のメトロカードを購入する場合は、”New Card Fee” として1ドルがチャージされるので注意。
- 磁気が弱くなって機械が読み取らなくなってしまったり、紛失の恐れもあるので
一気に高額を買ってしまうよりも少額を買った方が安心。
- メトロカードには有効期限があるのでカードの裏にある有効期限に注意。
購入場所
メトロカードは窓口か自動販売機で購入可能。
窓口ではキャッシュオンリー。
自動販売機ではキャッシュ、デビットカード、クレジットカード対応のものと、
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デビットカードやクレジットカードのカードのみ対応のものがある。
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新規カード購入、入金の他にメトロカードの残高もチェックできる。
ちなみに残高チェックはこの機械でもできます。
↓↓↓
たまに自動販売機の上の方に、電子メッセージで “Out of Service “
“No cash accepted” などのメッセージが出ていたりするので、
列に並ぶ前に確認をお忘れなく。
メトロカードの知っていると便利な裏技
ボーナスが付くのは嬉しいPay-Per-Rideメトロカード。
「で、全部足したら結局いくら分?」って思う方も。
そんな時に便利なのがMTA MetroCard Calculatorの存在。
この計算機であらかじめ計算しておくと、
購入の時に便利かも。
新規購入する場合:
例えば20ドルで新規のメトロカードを買うとします。
新規カード代で1ドル引かれて、19ドルのバリューになります。
そこに11%のボーナス分2ドル9セントが加わって、合計21ドル9セントのバリューに。
1回の運賃は2ドル75セントだから7回分の運賃(19ドル25セント)として
利用可能。
1回分の運賃に満たない1ドル84セントがカードに残ります。
別に余分な残高があってもまた入金してメトロカードを使うのだったら大丈夫だけど、
もしメトロカードを使いきりたいのなら、
23ドル30セントを入金するとボーナスと合わせても9回分ちょうどの運賃
となるので、使い切ることが可能。
追加入金する場合:
例として残高8ドル25セントのメトロカードに10ドルを入金するとします。
ボーナス分は1ドル10セント。
メトロカードのトータルバリューは19ドル35セントになります。
これは7回分の運賃として利用できるけど、10セントが余分に余ってしまいます。
でも22ドル30セントを入金すると12回分の運賃として利用でき、
残高は残らないのでメトロカードを使い切ることができます。
メトロカードの秘密
Pay-Per-Rideタイプのメトロカードだと1枚で4人までシェアできます。
私も昔はよく旦那のメトロカードを一緒にシェアして使っていました。
ちなみ乗り放題タイプのチケットは複数の人とシェアはできません。
使い回し防止のためにも1度スワイプしたら18分経過しないと
次にもう一度スワイプできないようになっているので注意。
Pay-Per-Rideタイプのメトロカードはフリートランスファーの特典があって、
2時間以内のバスや地下鉄の乗り換えは無料です。
知っておくと便利なフリートランスファーシステム
Pay-Per-Rideタイプのメトロカードには、『バスから地下鉄』、
『ローカルバスからローカルバス』、『地下鉄からバス』への乗り換えが
無料の特典があります。
フリートランスファーの使い方
バスからフリートランスファーを使う場合:
メトロカードで運賃を支払っていたら何もしなくても最初にメトロカードを
スワイプしてから2時間はフリートランスファー特典が付いてくる。
コインで運賃を支払った場合は、最初に運賃を支払う時にバスのドライバーに
トランスファーカードをリクエストしてください。
地下鉄からフリートランスファーを使う場合:
メトロカードで運賃を支払うと2時間以内有効のフリートランスファーは勝手についてくる。
同じ方角への別のラインの電車に乗り継ぎだとフリートランスファーが使えます。
例:ダウンタウンからダウンタウンへの乗り継ぎ
例:アップタウンからアップタウンへの乗り継ぎ
ただし、便利なフリートランスファーにも注意事項が。
バスの場合:
ローカルバスからエクスプレスバスに乗り換え。→3ドル50セントの追加料金発生。
BXM4Cバスへのフリートランスファーは出来ない。
来たルートを戻るバスへのフリートランスファーは不可。
地下鉄の場合:
“Out-of-System Subway-to Subway Transfer”というものがあって、
Lexington Ave/59th Stと Lexington – Avenue 63rd St 間のトランスファーに関しては、
それぞれ全く繋がっていないこの駅同士のトランスファーが無料となっています。
地図でも白と黒のストライプのようなちょっと変わったラインで駅同士が
繋がっていますが、実際は地下通路などもないのでご注意を。
地下鉄に乗る時に注意すること
サービスの変更の張り紙に注意
プラットホームの柱によく貼ってあります。
ニューヨークの地下鉄ではしょっちゅう工事やトラブルで運行の変更があります。
スリに注意
携帯電話や財布などの貴重品を狙うスリもいるので気をつけよう。
ローカルとエクスプレスの違いに注意
間違って電車に乗って全然知らない駅に到着することも。
治安が悪い地域もあるので気をつけたいところ。
ローカルとエクスプレスについて詳しくは過去記事へ。
居眠りに注意
スリにあったり乗り過ごす危険もあるので居眠りはしないように。
ローカルとエクスプレスの注意同様、治安の悪い地域に到着してしまう可能性も
あるので気をつけたいところ。
車内の揺れに注意
ニューヨークの地下鉄は結構揺れます。
車内で立つ場合はポールなどにつかまわってバランスを崩さないようにしよう。
車両の間の連結部分には進入禁止
日本だと電車が走行時でも車両間の移動が可能だったりしますが、
ニューヨークの地下鉄では電車が動いていようが止まっていようが車両間の移動は禁止。
違反すると罰金を課せられるので注意。
まとめ
ニューヨークの地下鉄の仕組みは複雑でたまにイラっとするけど、
地下鉄マップを見るのは楽しいから好き!笑