Last Updated on 10/17/2018 by jpgothamlady
アメリカでも日本でも妊娠中の検査として一般的な妊娠糖尿病の検査。
アメリカではグルコーススクリーニングテストと呼ばれ、
妊娠中期の後半である24週から後期の始め28週頃に行われます。
実は息子を妊娠した5年前にこのグルコーススクリーニングを行ったところ、
数値が高すぎたため引っかかり、
再検査しないといけない羽目になりました。
当時は検査前の食生活もあまり気をつけていなかったと言うか、
そんなに神経質にならなかったので反省点が色々と多かったです。
しかし前回パスしなかったこの検査は私の中では要注意検査であることには関わらず、
今回の妊娠では結構気を引き締めて挑みました。
ということで今回はアメリカのグルコーススクリーニングテスト体験談をご紹介します。
目次
妊娠糖尿病とは
参照:healthline
妊娠糖尿病とは妊娠中に発見または発症した糖尿病とまではいかない
軽い糖代謝異常のことです。
アメリカでは妊娠糖尿病のことをGestational Diabetesと言い、
妊婦の2〜10パーセントに発症すると言われています。
妊娠糖尿病になりやすい体質
・肥満
・家族に糖尿病の人がいる
・高年妊娠(35歳以上の妊婦。アメリカでは25才以上の妊婦は妊娠糖尿病になりやすい)
・妊娠高血圧症候群の人
などのメディカルヒストリーがある人は妊娠糖尿病になりやすい傾向にあると言われています。
日本人の場合は白人に比べてインスリンの分泌が悪く、
インスリンの効きにくさは強いため、妊娠糖尿病になりやすい体質と言われています。
アメリカのグルコーススクリーニングテストの流れ
アメリカのグルコーステストは2段階方式になっています。
まず最初に行うのが1 hour glucose testと呼ばれる
1時間グルコーステストです。
1 hour glucose testの流れ
ファスティングした状態で激甘のグルコースドリンクを飲む。
↓
1時間後に採血。
掛かりつけの病院によって色々インストラクションがあるかもしれませんが、
一般的には前日から8〜14時間ほど何も食べていない状態で(ファスティング)
激甘のグルコースドリンクを飲んで、
その1時間後に採血してグルコースの数値をチェックします。
もし結果の数値が高すぎてアブノーマルなら次に3 hour glucose testと
呼ばれる3時間グルコーステストをしなければなりません。
3 hour glucose testの流れ
ファスティングした状態で採血。(採血1回目)
↓
激甘グルコースドリンクを飲む。
↓
1時間後に採血。(採血2回目)
↓
さらに1時間後に採血。(採血3回目)
↓
さらに1時間後に採血して終了。(採血4回目)
1 hour glucose testでは採血は1回しかないのに、
3 hour glucose testではグルコースドリンクを飲む前から採血が始まり、
1時間おきに採血して計4回も採血しないといけません。
しかもその間外出はもちろんできず、
水さえ飲んではいけないので半日ぐらいがこの検査でパーになります。
ということで、なるべく1 hour glucose testをパスしておきたいところ。
グルコーステストに引っかかった場合
3 hour glucose testを行ってその結果もアブノーマルだった場合、
残りの妊娠期間の食生活を見直したり、
運動を取り入れたり、定期的に血糖値をチェックするような生活を送るなどの必要があります。
私のグルコーステストの準備
ドクターによってはグルコーステストの3日ほど前から
食事の調整があるということも聞きますが、
私の場合は前日は甘いものは食べないでくださいと言われていたので
甘党だけどスイーツの誘惑に必死に耐えました。
そしてグルコーステストのある日は基本絶食なので(私の場合はテスト前に
水を飲むのはオッケーでした)、なるべく朝早くに行った方が良いです。
グルコーステストの前日は毎朝食べているナチュラルシュガーの
フルーツですら我慢して、ご飯やパンなどの炭水化物も極力避けるぐらい
かなり徹底した食事を心がけました。
前回このテストに引っかかっているだけあって、
今回はかなり慎重になって取り組んだつもりでした。
私のグルコーステストの結果
自分なりには結構頑張ったつもりのグルコーステスト。
私の掛かりつけの病院ではグルコーステストの結果は翌日にわかるとういうことで、
翌日の朝に早速電話して結果を聞きました。
気になる結果はと言うと。。。
「あなたの数値は高すぎてアブノーマルだったから、
できるだけ早く3 hour glucose testを受けてください。」とナースから淡々と告げられ愕然!!
嫌ーーーーーー(涙)。
ショックすぎました!
あれだけ気をつけたつもりだったのに。。。
実は私の家族には糖尿病に人が結構いるので、
この影響が高いのかなーと思い始めました。
とりあえず最初のグルコーステストにはパスしなかったので、
約2週間後に3 hour glucose testを受けることになりました。
もうそれはそれは憂鬱で。。。(笑)
だって次のテストまでの2週間は、
自分の食生活に落ち度があったかもしれないのであまり暴飲暴食もできず。
でも妊婦なので特定の物が無性に食べたくなるという
Food Cravingがあるわけです。
時々クッキーが無性に食べたくなるとか。
甘栗が食べたくなるとか。
つわりの間に全然食事が取れなかったので、
今は美味しい食事が楽しみのひとつ。
でもグルコースの数値が異常だったので、
あまり糖分は取るべきではないと思い、
なるべく我慢我慢。
そんな生活が続いたためなるべく穏やかに過ごしたい妊娠中でも
食べたいものがあまり食べることができずストレスがたまりました。
3時間のグルコーステストの前日はまたまたなるべく低炭水化物で低糖質の食事を心がけました。
毎日運動も頑張りました。
そして運命の3 hour glucose testの結果はと言うと。。。
「グルコース数値は正常でした。」とのこと。
うれしーーー(涙)!!
やっと普通の食事が食べれる!!
と言うことで、今回の妊娠もグルコーステストには引っかかったけど、
妊娠糖尿病にはならなかった模様。
私が気づいた日米グルコーステストの大きな違い
でもちょっと疑問に思うことがありました。
こんなに運動も頑張ってるし、
食事もヘルシーな食事を心がけているのにも関わらず、
なんで毎回最初のグルコーステストに引っかかるのだろうと。
そこで日米の検査のことを少し調べてみたところ、
気になったことがひとつ。
それはテストで飲まされるグルコースドリンクの糖分の量。
日本の場合
糖負荷試験と呼ばれるグルコーステストで摂取する糖分50グラム。
1時間後の採血で血糖値をチェックする。
この結果の数値がアブノーマルだったら次に糖分75グラムを摂取するの経口糖負荷試験で、
空腹時、負荷1時間後、負荷2時間後の血糖値をチェックする。
アメリカの場合
グルコーステストで摂取するのはなんと糖分100グラム!!
日本の約2倍です。。。
そんな大量に糖分を摂取しても
日本人の体だったらなかなか1時間ではプロセス仕切れないような気がします。
あくまでも個人の意見なのですが。
で、3時間ほど時間をかけたらようやく正常にプロセスできたのではないかな〜と、
私は思いました。
ちなみにアメリカではすでに2型糖尿病だと診断されている人は、
100グラムの糖分入りグルコースドリンクで検査をするのではなく、
75グラムのものでするそうです。
もし仮に次にまたアメリカで妊娠することになったとしても、
私の体質ではもう100グラムの糖分を
1時間でプロセスすることは不可能に近いような気がするので、
恐らくグルコーステストに引っかかってしまうだろなーと
ネガティブ思考になっております。(笑)
だってアメリカのケーキのレシピとかでも1カップの砂糖を使うのは当たり前。
日本人の私には1/4カップの砂糖で十分に感じます。
やっぱりアメリカのデザートは日本の優しい甘さに慣れた私からすると、
甘すぎて完食はなかなか出来ないなー。
まとめ
とにかくアメリカはやっぱりなんでもビッグサイズだなーと改めて思いました。
今回のグルコースの糖分の量もそうだし。。。
市販の薬でも日本の市販薬に比べたらかなり強力だし。
前回の妊娠時に無痛分娩の麻酔が効きすぎて意識朦朧になったし。。。
日本人の体にはちょっとトゥーマッチなことが多いような気がしました。
と言うことで、アメリカ在住日本人の妊婦の方々は
グルコーステストの時はグッドラックです!