Last Updated on 03/12/2018 by jpgothamlady
日本では一般的な中流家庭で育ち、普通に生活することに関しては
あまり不自由な思いはしなかった私ですが、
ニューヨークに来てからというもの生活レベルはガタ落ち！笑
日本の一般的な中流家庭のレベルをここで保つんだったら、
日本の中流家庭の平均収入の３倍ぐらいないとニューヨークでは
不自由の無い生活が送れないんじゃないかと思い始めた今日この頃です。
ま、そんなわけで日本の常識感覚があんまり抜けてない状態で飛び込んでしまったのが
ゲットーにあった激安物件。
甘く見ていた私にとっては過酷な日々でしたが、良いレッスンとなりました。
もうあんな失敗はしたくない！
ということで、物価の高いニューヨークで少しでも家賃を抑えたいと思って
甘い誘惑に負けてしまった私のゲットーのアパートで学んだこととは？
ニューヨークのゲットーのアパートで待っていたもの
駅までもそんな遠くないし、立地条件も悪くなく
アパートの部屋もなかなか綺麗、
周りには緑も多くてベーシックなお店も揃っていて便利そう。
こんな条件にも関わらずかなり激安だった市内の某所にある
こちらの１ベッドルームのアパート。
これで全てが問題無いなんて甘すぎる！
ファンタジーの世界オンリー。
wifflegif
リアリティーは真逆でこっち系。
↓↓↓
imgur
そんな私を待っていたものとは…？
1. 大量のハエがエントランスでお出迎え
年中エントランスでハエが大量発生。めちゃくちゃ不衛生なビルでした。
でもタイミングが悪かったのか、アパート契約前に何回か見学に行った時には
ハエがいませんでした。 未だに謎。。。
住み始めたらエントランスにいつ行ってもとりあえず大量のハエがいる状態。
しばらく住み続けるとようやくその理由が判明…。
実はアパートの住人の複数人が外の野良猫に餌付けをしていたので
猫が大量にアパートのエントランスに集合することになっていましいた。
そして猫ちゃんたちは餌を食べた後にはもちろん用を足します。
でも飼い主がいるわけではないので、みんな餌付けだけしといて糞は放置。
ということでオエーってなる異臭とともにハエが大量発生したわけです。
エントランスで誰かが出入りするたびにハエをアパートにご招待する状態。
ビル内にハエが飛び交い、いずれ部屋の中へ侵入してくるという恐怖＆ウザさに悩ました。
2. 最新のステンレスキッチンがあってもネズミとゴキブリがお出迎え
この物件は家賃がかなり安いのに、なんと最新のステンレスキッチンがありました。
ニューヨークのアパートは古い建物が多いので、ちょいちょい改装とか
修復していかないと長期間使えません。
ちなみにこの物件もアパートのビル自体が築90年近いめちゃくちゃ古い建物でした。
綺麗なステンレスキッチンを見てちょっと安心したのも束の間。
ずさんな工事で見えないところは穴だらけだったおかげで、
ネズミとゴキブリが外部からアクセスし放題。
とりあえずキモすぎてキッチンに行きたくない日々が続きました。
特にネズミに関しては、いたるところにフンを落としていったので、
駆除に来てもらってもまたフンを確認することによって簡単に生存確認。笑
オエオエーー
全滅したかと思いきや、またしばらくしてフンを発見するようになって
がっかりするの繰り返しでした。
3. 新しいフローリングフロアでも隙間と穴だらけでベットバグ天国
ステンレスキッチンに続き、ベットルームのフローリングも
張り替えられたばかりで見た目は綺麗でした。
そう、見た目だけは…。笑
住み始めて２週間もしないうちにベッドバグたちがウェルカムしてくれて
見事に餌食になりました。
よく見てみると、壁とフロアの間に隙間がいっぱい！
そしてクローゼットの中にも割れ目などの隙間がいっぱい！
以前の記事でベットバグの事を話しましたが、
まさにベッドバグの好む環境。（詳しくは過去記事へ）
4. ヤバイ住人たちと危険なご近所さんたちが完全包囲
１でお話ししたエントランスの件のように、
契約前に何度が見学した時には全く出会わなかったヤバそうな人たちが、
このビルには大量に住んでいることが、住み始めてから発覚。
廊下を歩いていても常にあっち系の葉っぱのニオイがプンプンと部屋から漏れておりました。
深夜とか時間に関係なく、音楽は爆音再生。
真上の階の住人は夫婦喧嘩の耐えないファミリーで、
夜中の３時とかでも大声で喧嘩するような方々。
たぶん普通の人も住んでいたと思うけど、一般常識を持たれていない方々も
多かったようで、部屋の窓から残飯を中庭にポイポイ投げ捨て、
私の部屋から見える緑の苔だらけの中庭には、
フライドチキンの骨、
食べかけのパン、
ヌードルなどが大量に捨てられて山に。。。
特にフライドチキンの骨に関してはほぼ毎日新しく投げ捨てられて、
コレクションは増える一方。
窓から見える景色なんて何も楽しめない環境！！
チキンの墓場か！笑
何度もそう思いました。
住み始めるまでは、緑も多くて美しいと思っていたアパートの周辺も、
いざ住み始めると道を歩いていてもあっち系の葉っぱのニオイがプンプン、
すぐに金くれーと物貰いにはしる人々や警察の車がしょっちゅう来るし、
犯罪歴のある人たちが大集合の治安の悪い地域の典型でした。
5. 管理会社も管理人もテキトー
まーとにかくトラブル続きで、どうにかしてくれと管理会社に電話することも
多々ありました。が、だいたい電話に出ないパターンか、
電話に出てもこっちではどうにも出来ないから『管理人に頼んでって言われる』ってパターン。
しかも管理人は、こんないい加減な管理会社の下で働いているわけで、
恐らくフェアに扱われていないからか、
とりあえず仕事に対してあまりやる気無し。
結構テキトーに片付けられました。
最初は管理人にイライラしてしまうことも多かったけど、
だんだんと管理会社があまりにも無責任で頼りにならないことがわかってきて、
次第に管理人に同情してしまうように。
とりあえずこんな物件に住んで良かったことといえば、強いていえば家賃が安かったこと。
でも今だったらちょっと無理してでも激安物件はもう選びません！！
体験を通して学んだ危険なアパートの特徴
まあ上記のような体験や過去のアパート探しで学んだ
ヤバめな物件の特徴は…
- 家賃が安いのに綺麗なアパートの写真が載っている
だいたいワケあり物件は綺麗に改装してごまかしたりすることが多いので、
「え！こんなに綺麗なアパートがこんなお手頃価格で！？」ってなる物件は危険。
- 物件の掲載期間が長い
ニューヨークのアパート探しは競争率が高いので、悩んでいる間に良い物件は
どんどん契約されていきます。そんな中、物件の掲載期間が長いものを発見したら、
その物件に何か問題がある可能性は高いです。
ま、結構当たり前のことなんですがね。
当時は予算内にまぁまぁ綺麗なアパートが見つかって、
ウハウハだったのでそんなことすっかり見逃してしまっていました。
これらにプラスで、契約前には時間帯をずらして、アパートやアパート周辺を
何度か訪れてどんな住人が住んでいるのか、また周りの雰囲気もチェックしておくのも
大切です。
みなさんもアパート探しの際はご注意を！
危険なアパートの調べ方
まずはアパートの過去のクレームをチェック。
Apartable やAddress Report で住所を入力すると
過去に報告されたクレームをチェック出来ます。
全て報告されているわけではないと思うので、あくまでも参考程度にチェックだけど、
クレームの数が多いとワケあり物件の可能性大！
特に私はアパート探しの際にApartableにはかなりお世話になりました。
次に治安をチェック。
物件探し全般に便利なtrulia では色別でわかりやすいクライムマップも掲載されています。
一般的なクライムマップはこちら。
あと女性や子供がいるファミリーは危険人物から身を守るためにも、
危ない方々の個人情報が載っているこちらのfamilywatchdogも
チェックしておいた方が良いです。
私はゲットーのアパートに住んだ時は、契約してからこのサイトを使ったので
時すでに遅しで、四方八方をヤバイ方々が包囲する形になってしまいました。
青ざめる日々…。アパート契約前にチェックしておくことをオススメします。
まとめ
今はあの環境から解放されて、どんなささいな当たり前のことでもありがたく感じる！
